センタリングは表面と裏面どちらが重要?左右・上下の判定

表面と裏面のセンタリングは別々に測定します。PSA10のモデルは表面55/45、裏面75/25です。各面の左右・上下を確認し、両面で成立する低いほうの上限を残します。裏面の良さで表面のずれを相殺する計算はしません。

裏面の許容幅が違う理由

比率の計算方法は両面で同じです。違うのは鑑定会社が公表する評価基準です。PSAやCGCには表面と裏面を区別した記述があり、裏面で許容される比率でも、表面では同じ評価帯に入らない場合があります。

裏面の基準が広いことは、傷や白欠けを見なくてよいという意味ではありません。センタリングとは別に、角・縁・表面状態が評価されます。また、すべての会社が同じ理由や方針で裏面を扱うとは推測しません。公開されている条件を使います。

モデルには解釈を含む裏面基準もあり、SGCには独立した数値の裏面基準がありません。この不足は別の会社の値で埋めません。次の表では各社の上位帯と根拠の状態を分けています。

現在のモデルのGem Mintセンタリング基準
鑑定会社と評価表面:ずれの大きい方向表面:もう一方の方向裏面根拠の区分(表面/裏面)
PSA 10 GEM MT55/4555/4575/25公表基準 / 公表基準
BGS 9.5 Gem Mint55/4552/4860/40モデル上の解釈 / モデル上の解釈
CGC 10 Gem Mint55/4555/4575/25公表基準 / モデル上の解釈
SGC 10 Gem Mint55/4555/45—概算 / —

左右・上下を別々に比較します。BGS表面はずれが大きい方向に緩い基準、他方に厳しい基準を適用。—は独立した裏面の数値モデルがないことを表し、上限は総合評価ではありません。

両面の結果を組み合わせる

まず表面の左右と上下を表面基準に照合します。裏面も、その二軸を裏面基準に照合します。次に評価帯と正式なラベルを比べ、センタリングとして低いほうを採用します。二面が同じ帯なら、閾値までの余裕が少ない面を制限側として表示します。

四つの比率を平均したり、表面と裏面の推定上限を足して割ったりしません。片方の悪い軸が隠れたり、モデルにない評価を作ったりするためです。写真の面の選択も重要です。表面の写真を裏面として入力すると、誤った許容幅が適用されます。

両面を確定して初めて、そのカードの組み合わせを比較できます。似たカードの表面と裏面を混ぜないでください。結果の共有でも、同一個体の二面であることと、センタリングだけの上限であることを残します。

表面が制限側になる例

表面の左3.60 mm・右2.40 mmなら、3.60 ÷ 6.00 × 100 = 60%です。左右60/40、上下50/50として、PSA表面の上限は9 MINTになります。

裏面の左右を5.60 mm・2.40 mmとすると、5.60 ÷ 8.00 × 100 = 70%、つまり70/30です。上下50/50なら、PSA裏面の上限は10 GEM MTです。裏面の比率の偏りが大きく見えても、こちらは裏面の広い許容帯に入るため、表面が制限側になります。

二面で枠の合計幅を変えたのは意図的です。表面と裏面のデザインは同じ枠幅とは限りません。ミリの差だけを比べず、各面・各軸の合計幅から比率を出します。比率の解説には、幅と中心からのずれの違いも示しています。

裏面が制限側になる例

表面が左右3.00/3.00 mm、上下も等しければ二軸とも50/50です。PSA表面の上限は10 GEM MTになります。一方、裏面が6.40/1.60 mmなら、6.40 ÷ 8.00 × 100 = 80%、つまり80/20です。

裏面のもう一軸が50/50でも、裏面上限は9 MINTとなり、表面より低い帯が両面の結果を制限します。裏面の許容幅が広くても、上限がなくなるわけではありません。

PSA:両面の上限を決めるのはどちらの面?
表面:左右/上下裏面:左右/上下表面の上限裏面の上限両面の上限/制限する面
60/40; 50/5070/30; 50/509 MINT10 GEM MT9 MINT / 表面
50/50; 50/5080/20; 50/5010 GEM MT9 MINT9 MINT / 裏面
55/45; 50/5075/25; 50/5010 GEM MT10 GEM MT10 GEM MT / 表面

両面を別々に評価し、低い上限を採用します。同じ段階なら基準までの余裕が少ない面を表示します。表裏の比率を平均する処理ではありません。

このモデルの裏面評価帯には粗い段階もあります。一つの帯を外れた場合、次に用意された帯へ移ります。間の評価を補間して作ることはありません。詳しい条件は基準一覧で確認してください。

BGS・CGC Pristine・SGCの注意点

BGSは表面で二軸の組み合わせ条件を使います。悪いほうだけが広い閾値を満たしても、良いほうが厳しい閾値を満たしていなければ同じ帯には入りません。裏面には別の評価帯があります。四軸を一つの最悪値にまとめるだけでは、この条件は確認できません。

CGCは表面でPristineとGem Mintを区別しますが、本モデルには裏面の独立した数値Pristine帯がありません。表面がPristine帯で、裏面がモデルの最高帯なら、その表面ラベルを残す組み合わせ処理です。裏面が公式のPristine要件を満たす証明ではありません。完全な中央配置を数値化する許容差にも解釈が含まれます。

SGCの結果は表面に基づく上限です。裏面の数値条件がモデル化されていないため、「両面が合格」と言わないでください。裏面の比率そのものは記録でき、実物確認の資料になります。各社の違いを合わせて読むと、欠けた根拠を広い許容幅と取り違えずに済みます。

撮影と記録を揃える

表面・裏面を別々に撮り、各面で紙の四隅と一貫した印刷境界を確認します。裏面のロゴと表面のイラストを同じ形の基準として扱う必要はありません。それぞれのデザインに合う連続した枠を選んでください。

比率、元の読み、境界の不確かさ、印刷の傾きの警告を残します。表面が鮮明でも、ぼけた裏面の測定にその確かさを引き継げません。曖昧な面は撮り直します。スマホ測定と鑑定前チェックで次の確認に進めます。

よくある質問

裏面が50/50なら表面のずれを帳消しにできますか?

できません。二面を別々に照合し、低いセンタリング上限が組み合わせを制限します。

表面と裏面の枠幅は同じミリ数である必要がありますか?

ありません。各面の左右・上下それぞれの合計幅から比率を計算します。異なるデザインの生の幅を直接比べません。

両面が同じ帯ならどちらが制限側ですか?

モデルは閾値までの余裕が小さい面を選びます。同じ帯の中で境界に近い側を示す表示です。

CGCの表面Pristineが残れば裏面もPristineですか?

その結論にはできません。本モデルに独立した裏面Pristine帯がないため、表面ラベルを残す処理には条件と限界があります。

このガイドの出典と限界は?

表は測定ツールと同じデータから生成しています。数値モデルの確認日: 2026-10-01. 鑑定の基準 · 測定の仕組み.

  • PSA: 公表基準 · 出典確認済み
  • BGS: モデル上の解釈 · 閲覧不可
  • CGC: モデル上の解釈 · 出典確認済み
  • SGC: 概算 · 提供された参照資料 · 補足資料

公表基準は公表された数値、モデル上の解釈は規則の数値化、概算は参考の推定です。出典確認済み・閲覧不可・提供された参照資料は閲覧状況を表します。会社全体の区分と各評価段階の根拠は異なります。詳しい表で各行を確認してください。

出典

編集方針と訂正